6月17日に51枚目となるシングル「あしたの空」のリリースを控える歌手の渡辺美里さんが5月23日、つるまいプラザ愛知県勤労開館(名古屋市昭和区鶴舞1)でツアーコンサート「Dear My Songs ~輝くとき~」を開く。
ツアーは、昨年10月にリリースされたセルフカバーアルバム「Deasr My Song ~うたの木~」のタイトルを冠する。「『今の私ならこう着せ替えたい』と思ったアレンジで古い曲を再収録した」と渡辺さんが話す通り、耳慣れたヒット曲を、アコースティックアレンジを中心に表情を変えて収録。今回のツアーはそれらの楽曲を中心に展開する。
今年でデビュー25周年を迎える渡辺さん。「25周年という数字は意識していないが、やはり節目となることは間違いなく、気持ちはクレッシェンド気味」と笑顔を見せる。「あしたの空」は、映画「いけちゃんとぼく」の主題歌としても使われる。楽曲について、渡辺さんは「自分が書きたいと思っていることと映画の内容がリンクしていた。普遍的な『誰かを思う』世界観が好きで、スラスラと詞が書けた」と振り返る。
「(自分の仕事のことを)よく『夢を与える仕事』と言われるが、そうではなくて『どれだけ夢を見続けていられるか』が仕事だと思う」と渡辺さん。「そうした夢を、舞台や楽曲で表現するために自分自身の感動する心を常に呼び覚ますことが必要」とし、「自分の心がどんな風に変わるか、自分の気持ちがどう反応するかを見るために、また物事に対して『好き』だと思える気持ちを呼び覚ますために、よく旅をする」。
今後については、「今こうして歌い続けていられることを幸せ。今の自分のことを好きでいること、そしていかにキラキラしていられるかを思っていれば、次の25年は自然にやってくるのでは」とし、「性別も年齢も飛び越えたキラッキラの25年後を迎えたい」とも。
開場17時30分、開演18時。チケットは6,800円。当日券の問い合わせは、サンデーフォーク名古屋(TEL 052-320-9100)。