小牧市に本店を置く自転車店「カミハギサイクル」が現在、名古屋パルコ(名古屋市中区栄3)西館1階に期間限定ショップ(TEL 052-264-8284)を展開している。
同ショップは大津通りと矢場町通りが交差する角地にあり、ガラス張りの窓からは店内の色とりどりの自転車を見ることができる。店舗面積は約20坪。店内にはブルーノやフジ、ブリジストン、ジャイアント、ジオスなど約13ブランドの人気自転車を並べるほか、キーチェーンやライト、ネックウォーマーなどの小物類もそろえる。
「10年ほど前からパルコ内のショップが入れ替わる間の約1カ月間、限定ショップを出店させていただいている」と店長の森健一郎さん。「今回のように通りに面した立地でショップ展開するのは初めてのことなので、いつも以上に反響がある」と話す。「建物内で展開している時と比べると、購入につながるお客さまも路面店のほうが多い」とも。
カミハギサイクル小牧本店はレース用の自転車などを中心に展開しているのに対し、パルコの限定ショップでは若者を中心に人気を集めるカラフルな街乗り用の自転車をそろえている。客層についても、「小牧本店は30~50代が中心なのに対し、パルコ店は20代が中心」。
「プロショップとして提案していきたいことは、(自転車に)乗ると笑顔になれて値段の価値をうらぎらない自転車を提案していくこと」と森さん。「生活の『潤い』として自転車を生活の中に組み込んでもらえれば」と期待する。
「カラフルな自転車が豊富にそろってきたのは、ここ1~2年くらい。おしゃれで高性能な自転車が多く出てきたため、ファッション誌などでも自転車が取り上げられるようになってきた」とし、「露出が増えたことで『自転車ブーム』が来ているように思えるが、数字的には唐突に伸びたというよりは、自転車販売数自体は緩やかな伸び」だという。「自転車は10年20年と長く愛用してもらいたいものなので、どんどん売れてほしいとは思わない。それよりも、自転車のメンテナンス方法など、自転車についての正しい知識を身につけてより長く楽しんでほしい」とほほ笑む。
主な商品は、ブリジストン「VEGAS」(2万7,800円)、ブルーノ「ROAD MIXTE」(4万9,350円)、「MINI VELO」(5万9,850円)、フジ「FEATHER」(7万1,400円)、キャノンデール「BAD BOY DISC」(9万9,000円)