愛知芸術文化センター敷地内(名古屋市東区東桜1)で8月10日、「あいちトリエンナーレ2010」の開幕に先駆け走行を開始するベロタクシーの出発式が行われた。
出発式には、「あいちトリエンナーレ2010」オリジナルのラッピングを施したベロタクシー16台とともに、同トリエンナーレのシンボルカラー「マゼンタ」カラーのユニホームに身を包んだドライバー44人が勢ぞろいした。
最初に愛知県県民生活部文化芸術課国際芸術祭推進室長の横山譲さんが「いよいよ、あと10日。これまでの訓練は大変だったと思うが、これからが力の見せ所。『都市の祝祭』にふさわしく、お客さまの大切な思い出の一つとなるよう力を合わせて盛り上げていきましょう」と、ねぎらいの言葉とエールを送った。
続いてドライバーを代表して鈴木久具(ひさとも)さんが決意表明。「安心して風を、トリエンナーレを感じてもらえるよう、チーム一丸となって頑張っていきます。頑張るぞー」とこぶしを上げ、気合いを入れた。
ドライバーのほとんどが初心者という。約1カ月間、運転、接客、コミュニケーション、トリエンナーレについてなど多岐にわたる研修を修了し出発式を迎えた。女性6人、男性38人で構成されるドライバーの年齢は20歳から62歳と幅広い。「最初はベロタクシーに興味があって参加した」と話すのはドライバーの石渕利恵さんと竹内梢さん。2人とも「期間中、無事に運転できれば」と願う。「その時の雰囲気でお客さんともコミュニケーションが取れれば」とも。
プレ走行は今月19日まで。運行時間は10時30分~17時30分。雨天・荒天の場合は運行中止。運賃無料。「あいちトリエンナーレ2010」が開幕する21日から本走行を開始する。