クラシック音楽専門のコンサートホール「宗次ホール」(名古屋市中区栄4、TEL 052-265-1715)で8月26日、バイオリンに焦点を当てたイベント「ヴァイオリンの秘密を探る旅」が開催される。
当日はバイオリン工房の担当者が、楽器を構成する各パーツの解説や、材料となる木や弓などの話をするほか、楽器の大きさや値段の違いによる音色の聞き比べなどを行う。
イベントについて、同ホールの塩谷浪路さんは「高価な楽器で、あまり身近ではないバイオリンという楽器の素人的な疑問について解説してもらえる楽しいコンサートがあれば、と企画した」と話す。「バイオリンについて詳しく知ると、また違った視点で演奏を聴く事ができ、より楽しんでもらえるのでは」。
バイオリンについてレクチャーするのは、バイオリン輸入販売会社「ヴィルトゥオーゾ」(本社=岡崎市)の杉田直樹社長。名古屋駅前にも店を構える同社。イタリアの名器、フランスの名弓を専門とする一方、バイオリン文化普及に欠かせない入門・初級用の楽器にも力を入れているほか、修理修復技術者の育成にも注力する。
「ホールロビーには分解したバイオリンの展示もあり一見の価値がある。クラシックの敷居が高いと敬遠している方や、小中高の学生さんも楽しめると思う」と参加を呼びかける。
開演は13時30分。料金は2,000円。チケットは、同ホールチケットセンターや各プレイガイドで販売している。