名妓連組合(名古屋市中区丸の内3)の稽古場で4月24日、新潟から来名し昨年10月に名古屋花柳界に舞妓(まいこ)デビューしたゆき乃さんが中心となり「東日本大震災チャリティーイベント」が開催される。
自身も新潟県中越地震で被災経験があるというゆき乃さんが、着物や和文化を広めることを目的に活動を続ける「名古屋ふりそで会(仮)」とともに、「自分たちにも何かできることはないか」と企画した。
当日は、名妓(めいぎ)連の芸妓(げいこ)や舞妓らが所有していたかんざしのセットや振り袖などを出品するほか、「名古屋ふりそで会」のメンバーらが集めた着物や雑貨類、輪食器などを販売する。「現在までに約300点の和小物や着物が集まっている」と話すのは、「名古屋ふりそで会」メンバーの一人、樋渡昌寛(ひわたしまさひろ)さん。
併せて、1日3回にわたって芸妓・舞妓による舞や、バンド演奏、落語、琵琶演奏なども披露。「名妓連の稽古場を一般に開放してバザーなどを行うのは今回が初めて。なかなか一般では入ることができない場所なので、チャリティーをきっかけに、広く名妓連の芸妓さんや舞妓さんたちのことを知ってもらえれば」と樋渡さん。当日の売り上げや募金箱への寄付金は全額義援金として被災地に寄付される。
開催時間は13時~18時。入場無料。