名古屋国際デザインセンタービル(栄3、TEL 052-265-2100)3階デザインホールで3月25日、名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授で、世界的に著名なデザインディレクター、川崎和男氏による講演会が開催される。同氏はインダストリアルデザイン、プロダクトデザインを中心としたデザインディレクターとして伝統工芸品からメガネ、インテリア用品、機械実装設計やコンピュータ開発まで、幅広くデザイン活動を行っているひとり。今回の講演会は、同氏が今年3月に同大を退官し、大阪大学大学院工学研究科に移籍することから、名古屋市立大学大学院芸術工学研究科学生有志らが「最終講義」と銘打ち企画したもの。内容は、10年の研究の成果や今後の活動に関する抱負、未来に向けた先端領域とデザインとの関わりについて幅広く語るという。今後同氏は、大阪大学内の、フロンティア研究センター、未来医療センター、コミュニケーションデザインセンターの中核組織として新たに開設される「先端デザイン学際化戦略サイト」を活動の拠点とし、長年取り組んできた人工臓器のデザインに関する研究や、医学・薬学・看護学へのデザイン手法論の導入推進活動などに取り組む。講演会は一般参加も可能。開演は13時45分から。入場無料。
川崎プロダクトデザイン研究