愛知芸術文化センター10階の愛知県美術館(名古屋市東区東桜1、TEL 052-971-5511)で11月11日、「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」が始まった。
同展は現代アートの革命児、ジャクソン・ポロックの生誕100年を記念して開催する日本初の回顧展。日本国内に所蔵されている作品の他、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館などの美術館から集められたポロックの重要作品が、絵画を中心に素描、版画を含め約70点出品されている。塗料の飛び散った床面まで複製して原寸大で再現したポロックのアトリエや、制作中のポロックをとらえた貴重な映像や写真、使用していた画材なども併せて展示。初期から晩期に至るまでのポロックの仕事の全容を紹介する。
開催初日には愛知芸術文化センター地下2階フォーラムで、ポロックの芸術に強い刺激を受けたという前衛美術集団「具体美術協会」の設立メンバーのひとり、嶋本昭三さんのパフォーマンスが行われた。嶋本さんは会場の床に広げられたまっ白のキャンバスに、絵の具の入ったプラスチックコップを次々に投げていき、アート作品を完成させた。
開館時間は10時~18時(金曜は20時まで。入館は閉館時刻の30分前まで)。観覧料は、一般=1,400円、高大生=1,000円、中学生以下無料。2012年1月22日まで。