栄の成田山名古屋栄分院萬福院(名古屋市中区栄5、TEL 052-241-7670)で12月3日、東日本大震災の支援金を募る「チャリティー着物バザー」が開催される。主催は、アーユス仏教国際協力ネットワーク。
震災後、萬福院とつながりのある寺院と共同で開催されている同バザーはこれまで、熱田区、八事の寺で開催されてきた。2回とも好評だったため、今回は「より名古屋の中心地に近いところで開催しよう」と同院での開催が決まったという。
バザーでは、寺の檀家(だんか)らが持ち寄った着物や帯、和装小物などを販売。「とてもきれいなものから高価なもの、新品同様のものまで数多い。中には振り袖なども出品されるようなので、若い方でも楽しめるのでは」と話すのは、同院副住職の竹島照暉(しょうき)さん。着物に焦点を当てたバザーを開催することについて、竹島さんは「檀家さんたちとお話しすると、たんすの奥で眠っている着物の話になることが多い。捨てるのはもったいないので、誰か好きな人に着てもらえるといいのだけど、とおっしゃる方が多く、今回の企画につながっている」と話す。「価格も100円~など、とても低価格なものが多い」という。
「震災の影響で、今でも大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃる。支援の火を消さないように活動を続けていきたい」と竹島さん。当日は、ハンドマッサージや呈茶サービスも予定する。
開催時間は10時~14時。