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名古屋テレビ塔、4月から新たな電波塔の役割担い再スタート

4月から再スタートを切ることになった名古屋テレビ塔

4月から再スタートを切ることになった名古屋テレビ塔

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 昨年7月に地上派アナログ放送の電波塔としての役目を終えた名古屋テレビ塔が、4月から新たに始まる携帯端末向けマルチメディア放送の送信所として再スタートを切ることが分かった。

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 新たに送信される電波は、ジャパン・モバイルキャスティング(本社=東京都港区)が運営する携帯端末向けマルチメディア放送「NOTTV」(ノッティーヴィー)の電波で、4月から東京、千葉、神奈川、愛知、三重、大阪、兵庫、京都、福岡、沖縄でサービスを開始するもの。

 名古屋テレビ塔会社の若山宏常務は「収益の面で見ると、アナログ放送の電波塔として活躍していたころに比べたら減ってしまうが、電波塔としての機能が戻ってくることはうれしいこと。新しいメディアなのでとても期待している。新しい時流に乗って、一緒に事業を展開していくことができれば」と期待を込める。

 マルチメディア放送に必要なアンテナは、これまでのアナログ放送の電波に比べ格段に小さくなるため、テレビ塔の形は1954(昭和29)年に竣工された当初の形に近いものになるという。現在、耐震改修のめどがたっていないことなどからアナログ放送機器が設置してあったスペースの活用方法などは未定としている。

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