逗子海岸を中心に野外映画上映を行う移動式映画館「CINEMA CARAVAN(シネマキャラバン)」が11月3日、矢場公園(名古屋市中区栄3)で開催される。名古屋での同イベントの開催は今回が初めて。
同イベントは野外上映用のスクリーンで野外を中心に映画の上映や音楽、ダンス、アート、食などさまざまなイベントを繰り広げるもの。3年間に「逗子海岸の活気を取り戻そう」と企画されたビーチを使った映画祭「逗子海岸映画祭」を運営しているメンバーが、「これまで培ってきた屋外映画祭のノウハウを使い、パッケージ化してさまざまなところで映画イベントができるのでは」と考え、企画しているという。
イベントでは、会場の装飾など空間演にもこだわっているほか、出地元の食材を使った料理なども提供。「空間を演出しながら映画を上映することで多くの人が楽しんでもらえる場が作れる。そこで地元の食材などを使った食も提供することで集まった人たちに、住んでいる地域についてより考えるきっかけを作れるのでは」と話すのは、シネマキャラバンの名古屋での運営を行う河田真知子さん。
自身も料理人だという河田さんは、これまで葉山に住んでおりシネマキャラバンの運営などを手伝って来た。「前回逗子海岸映画祭を行った際に、『未来の食卓』という食のコーナーのために、名古屋のいくつかの食材メーカーが食材を多く提供してくださった。メンバー皆がその気持ちにとても感激したので、感謝の気持ちも込めて名古屋でのシネマキャラバンの開催が決定した」と振り返る。「これまでシネマキャラバンは大自然の中で開催することが多かったので、今回のような街中で開催するのは初めての試み。
当日は、東海地方の食材をふんだんに使った料理を提供するフードブース5店が出店するほか、ワインやビールなどを提供するバーやDJブースなども設置。「映画を上映していない時間でも、フラッと遊びに来て空間全体を楽しんでもらえれば」と河田さんは話す。
映画は、3日=バクダッド・カフェ、4日=ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンドを上映する。「どちらの映画も内容がすてきなのはもちろん、BGM的に流れていても色や音楽を楽しんでもらえるようなものをセレクトしている」と話す。
イベントの開催時間は11時~21時。映画の上映は両日とも17時~。