4月12日、鶴舞のライブハウス「KD JAPON」(千代田5、TEL 052-251-0324)で、名古屋で活躍するギタリストKei(ケイ)さんがコーディネートを手がける音楽ライブイベント「十牛図 vol.4」が開催された。Keiさんは以前、関西のハードロック系バンド「花電車」のベーシスト兼ギタリストとして全作に参加し、その後ソロになった。現在は、同じく名古屋を拠点に活動する男女デュオ「Ett(エット)」のギタリストとしても活躍するなど、型にはまらない独自のソロギタースタイルが多くの音楽ファンをひきつけている。同イベントでの演奏スタイルは毎回構成が変化するのが特徴で、当日はギター2本とサックスで演奏が行われた。ステージでは即興性の高いフリージャズスタイルの演奏が披露され、約30分間をかけて1曲が演奏されるなどで、満員の聴衆を魅了した。イベントタイトルの「十牛図」は、Keiさんとアルゼンチンギタリスト「フェルナンド・カブサッキ」が昨年10月に発売したCDタイトルと同名のもので、Keiさんは「禅の修行の道程を牛に例えて説明した『十牛図』にインスパイアされた。図で表現されている道程は禅に限らず、様々な『道』を求める人にとって共通のものだと思う」と話している。イベントは「商業ベースではなく、各自のスタイルで演奏活動に取り組んでいる音楽家」をKeiさんがキャスティングし、共演を行うもので全10回を予定している。
次回は4月17日、新栄のカフェ「Parlwr(パルル)」(新栄2、TEL 052-262-3628)で開催予定。入場料は1,500円。