開局20周年を迎えるZIP-FMが3月14日、新しいコンセプトと4月以降の番組の概要を発表した。同局は1993年の開局以来、「若者を対象としたミュージック・ステーション」として東海地域に浸透。今年10月で開局から20周年を迎える。
同局では幅広いリスナーを対象に、より地域に密着した情報と音楽を提供するラジオ局への進化を目指すため、20周年を機に新たなコンセプトを決定した。新コンセプトは「MORE FUN,MORE ZIP(もっと楽しく、もっと元気に)」「THINK GLOCAL,ACT LOCAL(グローカルに考え、ローカルで行動する)」「GOOD MUSIC WITH X〈クロス〉 TALK(双方向トークと良質な音楽)」の3点。毎日のオンエアやさまざまなイベントを通じ、「楽しく元気なポジティブマインドと仲間や家族とのつながり、絆を生み出すパワーを東海に暮らすあらゆる世代に発信していく」という。
稲葉功社長は「開局以来、16歳から34歳の若年層を対象にしてきたが、長年のファンがともに年齢を加えるなどリスナーの構造が変化してきている。今後は全年齢を対象にした取り組みをしていく。時代に合わせて進化しながら東海地区のラジオを活性化していきたい」と話す。同局では「楽しさとぬくもり」を表現した新しいロゴマークも作成。4月1日から使う予定。
4月からの番組改編は、全体の65%に当たる大幅な改編を行う。健康ブームと幅広いターゲットを意識し、平日は今までより1時間早い早朝5時からのオンエア。土日も早朝6時からのオンエアとなる。従来は録音放送だった深夜の時間帯に10代をターゲットにした生放送を企画している。
会見には同局番組で活躍するDJのMEGURU(メグル)さんと、4月から新たに起用される橋本みのりさん、花上裕香さん、羽田沙織さんの新人女性ナビゲーター3人が登場した。
4月5日~7日には鶴舞公園(昭和区)で、開局20周年のスタートを飾るキックオフイベントを開催。「鶴舞公園花まつり」と連動しながら、ライブと公開放送で桜満開の名古屋を盛り上げる。イベント内容、参加アーティストの詳細は同局ホームページで発表する。