栄にオープンしたアートスペース「spazio rita」(名古屋市中区栄5)で4月29日から、名古屋・栄を中心に活動を続けるグラフィティアーティスト「ESPY ONE(エスパイワン)」さん初となる大規模な展覧会が開催される。
独自のキャラクターを描くエスパイさんは、栄5丁目のショップ「エイトギャラリー」の代表を務めており、そこからさまざまな「アンダーグラウンドなアーティスト」を輩出したり、各地でエキシビションを開いたりと、自身の作品のみならず、アート分野全般の情報発信にも積極的に取り組んでいる。今回は新作約20点を描き下ろしたという。
主催者の一人、北川克彦さんはエスパイさんの魅力について、「いろいろなバックボーンがあるのに常に新しい考え方ができるアーティスト。その絵には独特の世界観がある」と紹介する。「単なるグラフィティといった枠を越えたアート展になると思う」とも。
展覧会に合わせ、北川さんが編集する新しいカルチャーマガジン「YES MAGAZINE」の創刊も予定。「『YES MAGAZINE』の前身となる『ルーツマガジン』を作成していたころからエスパイの作品を起用していたこともあり、今回の個展に合わせてvol.00を作った」という。「エスパイのことを知らない人も、ストリートカルチャーが身近ではない人にも、ぜひ見てもらいたい」と北川さん。
4月26日には、オープニングイベントとしてエスパイさんのライブペイントなどを行う「ESPYONE SOLO ART SHOW “CONCRETE NEGATIVE”」を開く。入場料は1,500円(1ドリンク付き)。
営業時間は15時~24時。入場無料。5月1日まで。