大須商店街の仁王門通に6月24日、ゴマを練り込んだクレープの専門店「gomaya crepe-do(胡麻屋くれぇぷ堂)」(名古屋市中区大須3、TEL 080-9115-5858)」がオープンした。同店は京都の「胡麻屋くれぇぷ堂」(京都市中京区)のフランチャイズ店。運営は「クリーン・ダストマン」(名古屋市瑞穂区)。
店内の面積は約10坪で、白を基調とした店内には7席のイートインスペースも設置。合わせてゴマを販売するスペースも併設した。
京都の店のFC店を名古屋でオープンしたことについて、同社の溝口幹浩専務は「京都のお店を運営する社長が友人で、クレープを食べさていただいたことがきっかけ」と振り返る。「本当にゴマにこだわっていて、香りもとても良く大変おいしかった」といい、「手軽に食べられるファストフードでも、体に良い食材を使っているものを選んでいただけたら、幅広い世代に向けて『健康』について考えるきっかけづくりに一役買えるのでは」との思いから、名古屋での展開に踏み切ったという。
同店で提供しているクレープのレシピやゴマなどは、京都と同じものを使っているという。卵は豊田市の「たまご村」のものを使用し、名古屋店ならではのオリジナルレシピも開発した。常時15種類のメニューをそろえている。「クレープの生地にはペースト状にした黒ごまを練り込んでいるので、少し黒っぽい生地が特徴」と溝口さん。「毎日店内で杵とうすでつく」という「金のごま」をぜいたくに振りかけているのもの特徴だという。
主なメニューは、京野菜(350円)、ゴマレット(500円)、バターシナモンシュガー(400円)、チョコバナナ(550円)、生キャラメルアップル(500円)、胡麻はちみつ(400円)のほか、名古屋オリジナルメニューとして、名古屋風手羽先(550円)、デラ味噌カツ(550円)、小倉抹茶(500円)なども用意している。「軽食としても食べていただけるので、当初は女性がターゲットだったが、男性のお客さまのリピート率も高くなってきている」(溝口さん)。
同店オープンに向けて「ゴマソムリエ」の資格も取ったという溝口さん。「ゴマにはカルシウムなど豊富な栄養素がたくさん入っている。クレープを通してより多くの人にゴマの魅力を知ってもらえれば」とも。
営業時間は11時30分~19時30分。水曜定休。