名古屋初のパリオートクチュール立体裁断講習会

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アースアンドアース(千種区)は5月24日、愛知文化服装専門学校(昭和区)で名古屋初の「パリオートクチュール立体裁断講習会」を開催する。園田学園女子大学短期大学部(兵庫県尼崎市)被服構成研究室Eクチュール協会が主催する同講習会は、これまで東京と神戸と岐阜で開催されてきたが、それ以外の場所での開催は初の試み。講習会はファッション業界や教育現場で活躍する「プロ」向けの講習。現在、パリオートクチュール技術(立体裁断)はフランス国内のみでしか取得することができない上、コンピューターシステムなどの普及により若い世代で同技術を受け継ぐ人が少なく、職人の高齢化が進み衰退に向かっているという。このような状況を変えるため、近年ではフランス国外でも講習会が開かれ、フランスの伝統的なオートクチュール技術を伝えていこうとする動きが広がっている。当日は、ディオールやイブサンローラン、シャネルなどのフランスオートクチュールメゾンで活躍後、サンディカ校(オートクチュール組合学校)で24年間教鞭をとっていた講師、ニコラ・レズバさんによる指導で、2006オートクチュールコレクションのスーツ(またはワンピース)を製作する。講習会を名古屋で主催するアースアンドアース・アトリエヒビノの日比野さんは「パリオートクチュールの技術を日本の技術として取り入れ、後世に残していきたい。今後は初心者向けの講習も検討したい」と話している。受講料は2万5000円、先着20名のみ受け付ける。問い合わせは、アトリエヒビノ(TEL 052-741-2370

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