栄の「creators shop Loop(クリエイターズショップ・ループ)」(名古屋市中区栄3、TEL 052-265-2106)で11月22日、第5期がスタートし、出店クリエイターを混じえたレセプションと交流会が開催された。当日は、第5期クリエイターによる各ブースの紹介が行われたほか、1期~4期の出店者や一般の参加者も集まり、それぞれ交流を深めた。
ナディアパーク・国際デザインセンター4階に展開する同店は、デザイン・ファッション・工芸などの産業分野で、名古屋地域で活動する若手クリエイターをバックアップする「クリエイター創業支援スペース」。同スペースでは公募により選ばれた出店者が半年間、好条件で活動紹介と商品販売を行うことができる。
第5期を迎え、同ショップの鈴木さんは「流通に不安のない高いクオリティの商品、オリジナリティのあふれるクリエイターが集まった。今期は「丁寧な手仕事によるハンドメイドの一点物を取り扱う出店が多い」という。「今後のクリエイターの活動のために、各ブースのディスプレイや商品価格、ダイレクトメールなど、出店者自身が考え、(同店スタッフが)そのアドバイスをしながら、支援ショップとして販売・広報などのサポートをしている」
今期出店クリエイターは5組。新規出店者として、若手家具職人が中心となって陶芸やイラストレーションの異なる分野のクリエイターがユニットを組んだ「稲熊家具製作所」、名古屋芸術大学にゆかりのあるクリエイターが集まりブランド化をはかるハンドメイドブランド「NUAnce(ニュアンス)」、アフガニスタンやアフリカなどの途上国の現場との共同制作によるジュエリーや服飾雑貨を提案する「BASEY & African Hands(ベイジー・アンド・アフリカンハンズ)」が加わった。
また、名古屋を拠点にモンゴルやケニアの手作り雑貨を販売する「daladala(ダラダラ)」、伝統的な型染めの手法を用いたカラフルなイラストレーションを展開する「WAKITAO(ワキタオ)」が継続出店。
同店の魅力について鈴木さんは「世に出る前の若手クリエイターの上質な商品を発掘することができる空間。商品を購入したり、アンケートにご協力いただくことで、(来場者も)クリエイター支援に関わることができ、見るだけでも楽しめるはず」と来場を呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。火曜定休、年末年始ほか調整日の休みあり。来年5月18日まで。