名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)3階で4月28日・29日、坂口安吾作品の朗読劇が開催される。名古屋テレビ塔60周年を記念したもので、タイトルは「シアターラボ1 幻想朗読劇『桜の森の満開の下』~序の舞~」。
同テレビ塔は1953年創立。翌1954年に日本初の集約電波鉄塔として開業した。昨年で創立から、今年で開業からそれぞれ60周年を迎えることを記念してコンサート、演劇、動画イベントなど様々な企画を展開。新しい市民の社交の場、名古屋文化の発信拠点をめざしている。
「桜の森の~」は作家、坂口安吾の同名小説がモチーフ。朗読と剣舞に壁面2面を使った会場を包み込む映像を組み合わせた実験的公演で、「シアターラボ」と名付けた。出演は、名古屋おもてなし武将隊の前田利家などで活躍する俳優の権藤貴志さん。
権藤さんは初の単独公演。「朗読劇も剣舞も初めて。映像を使った特別な演出もあり、とても緊張している。僕ならではの濃厚な『桜』を皆様に届けることができれば」と意気込みを見せる。
第2部では「桜の森の中トーク」を開催。「2部は皆様と楽しくトークで盛り上がりたい。どうぞ楽しみに足を運んでいただけたら」と多くの来場を呼び掛ける。
開演は、28日=19時、29日=11時・15時・19時。料金は3,500円(当日券は500円増)。