伏見の映画館「伏見ミリオン座」(名古屋市中区栄1)が12月17日、開店9周年を迎える。同館では「伏見ミリオン座9th Anniversary!」と題して人気作品のアンコール上映、サービスデーや抽選会などを開催する。
アンコール上映は本年度に同館で公開された映画から最もヒットした2作品を選出。11月22日~12月5日は、母親に見捨てられたダウン症の少年と彼を保護したゲイカップルが司法や偏見に苦悩しながら生きる姿を描いた「チョコレートドーナツ」。12月6日~12月19日は、高級ホテルのコンシェルジュとベルボーイが常連客を巡る殺人事件に巻き込まれ、ヨーロッパ中を駆け回るミステリー「グランド・ブダペスト・ホテル」を上映する。
12月13、14日は「9(ナイン)くじ」を実施。同館で映画を鑑賞した先着900人は、景品がその場で当たる抽選会に参加できる。景品は映画招待券、ドリンク割引券、映画グッズなど。開館記念の12月17日は「ミリオンデー」。全ての来館者は1,000円で映画を鑑賞できる。
伏見ミリオン座支配人の稲垣明子さんは「おかげさまで9周年。これもひとえに、これまでにご来場いただいたたくさんのお客さまや地域の皆様の理解と支援があったからこそ。今年もここにしかできないサービスの提供を目標に試行錯誤しながら、様々なことにチャレンジをした。中でも、映画をイメージして劇場内を装飾する全国のディスプレーコンテストに出品をして、優勝したことはとても貴重な経験となった」と振り返る。
「今年の当館の興行ランキング第1位『グランド・ブダペスト・ホテル』では来場者に映画オリジナルのポストカードと封筒のセットをプレゼント(数量限定)。『9(ナイン)くじ』では皆様に喜んでいただけるような景品を用意した。ぜひ参加していただけたら」と多くの来館を期待する。
10周年に向けて「今後も世界中の良質な作品を幅広く上映していくとともに、伏見ミリオン座がお客さまにとって、特別な映画との出合い、体験の場所となるよう、常に新しいことにもチャレンジをしていきたい。これからも皆さまの期待を上回る映画館をご提供できるよう、スタッフが一丸となって励んでいく。今後とも伏見ミリオン座にご期待いただけたら」と抱負を語った。