大須の「D→START」(名古屋市中区大須4)で3月20日、愛知県特化型のクラウドファンディング「FAAVO(ファーボ)愛知」の活用セミナーが開催された。
「FAAVO」は「地元を盛り上げるプロジェクト」に特化したクラウドファンディング・サービス。サイト上に地域活性化プロジェクトを発表する場を作り、内容に共感した人々から広く支援金を募ることで実現を手助けする。大須のプロモーション会社「ソーホー・ジャパン」(名古屋市中区大須3、TEL052-243-1030)が3月4日から、愛知県での運営を開始。第1弾プロジェクトとして、愛知の繊維産業を盛り上げる「織田信長をモチーフとしたスーツの開発」を発表した。
セミナーでは、同サービスを立ち上げた斎藤隆太さんが、クラウドファンディングの市場規模やシステムを解説。全国各地で行われたプロジェクトの実例をもとに、地元を盛り上げたいプレイヤーと共感したサポーターをつなげるファーボのコンセプトを紹介した。
参加者からは、企画の進め方や、成功したプロジェクトの特徴など、終了時間まで多くの質問が上がり、盛況のセミナーとなった。
斎藤さんは「ファーボは数あるクラウドファンディングの中でも、地方創生という観点で注目されている。サポーターは、プロジェクトの背景に興味を持ち、そのストーリーに参加するために資金を提供する。共感が大切な時代にマッチした形。今後もプロジェクトに込められた思いを遠くまで広報、拡散して、実現するための優れたサービスになるよう、さらに成長していきたい」と意気込みを見せる。
セミナーは今後、大須(4月17日)、栄(4月18日)、岡崎市(4月21日)で開催予定。