愛知県常滑市の窯元「山源陶苑」直営の「TOKONAME STORE(トコナメストアー)」(常滑市原松町6、TEL 0569-36-0655)が4月11日、オープンした。
同店は、同市で古くから生産が盛んな「常滑焼」を製造・販売する「山源陶苑」の鯉江優次さんが中心となって立ち上げたプロジェクト「TOKONAME」の旗艦店。
同プロジェクトは「常滑焼の伝統を更新するチャレンジ」として、昔から使われている「白泥」と呼ばれる白い土や「鋳(い)込み」という製法を用いながら、「マカロンをイメージした」パステルカラーの急須や湯飲み、皿を製作。一つ一つ手作業で仕上げ、うわぐすりをかけずに、高温で焼き締めると「きめの細かな土肌そのままを感じられる」と優次さん。山源陶苑の製造責任者で、弟の應臣(たかおみ)さんも一緒に製作を進めてきた。
店舗の外観は大きな倉庫で、店内には3つの小屋が立ち並ぶ。1つ目の小屋では、「TOKONAME」や山源陶苑の手掛けるテーブルウエアブランド「MOM kitchen(マムキッチン)」の製品を販売。2つ目は、器作りが体験できるワークショップスペース。3つ目にはキッチンスタンドも完備する。
今月25日・26日には、栄のコーヒーショップ「TRUNK COFFEE(トランクコーヒー)」(名古屋市東区泉2)とカフェ「re:Li(リリ)」(名古屋市中区栄1)によるイベントが開かれる。キッチンスタンドのある小屋でオリジナルブレンドコーヒーや焼き菓子を販売。トランクコーヒーの鈴木さんは、「ここでしか飲めない、買えない、TOKONAME STOREのプロダクトに合わせたオリジナルのブレンドコーヒーをお楽しみいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。