名古屋市港区のまちづくり団体「港まちづくり協議会」は名古屋都市センター(名古屋市中区金山町1)11階で6月26日、トークイベントシリーズ『ポットラック・スクール』を開催する。
今回で5回目を迎える同イベントは、「アートやデザインなどのクリエーティブな視点を持って『まち』や『コミュニティー』に関わる取り組みを行う人々に、これからの社会を考えるヒントとして現場での実体験などの話を聞く」ことを目的に定期的に開催されている。
港まちづくり協議会の広報担当の岡西さんは同企画について、「ゲストからの一方通行の学びではなく、参加者もアイデアや知恵を出したり、時にはそれぞれの地域の課題を持ち寄って共有したりしていくことで、楽しくまちづくりに関わる場を作っていくことがでれば」と期待を込める。
6月26日は、「クリエイティブな人々は、なぜ神山を選択するのか」と題し、徳島県神山で活動するNPO法人「グリーンバレー」理事長の大南信也さんをゲストに招く。「アーティスト・イン・レジデンス」や「神山塾」などの取り組みのほか、移住や起業支援、サテライトオフィスの誘致の活動を、港まちづくり協議会のスタッフとの対談形式で紹介していくという。大南さんが活動の主軸としている、過疎地域に創造産業を誘致する活動についても話を聞く予定。
通常の「ポットラックスクール」は、同協議会の拠点「港まちポットラックビル」(港区名港1)で開講している。スクール終了後には会場で自由参加の交流会を開催。毎回トーク内容に合わせた料理を用意し、参加者同士がテーブルを囲みながら交流をはかれるような工夫をしているという。「全員がフラットな関係性で話し合える交流の場を作ることで、ネットワークをつなげていけるデザインとなっている」と岡西さん。
「今回の都市センターでのスクールでは交流会は行わないが、会場内に『港まちづくり協議会』の活動を紹介するパネル展『なごやのみ(ん)なとまちをつくる展』を開催しているので、活動に興味のある方たちなど、多くの方に足を運んでもらえれば」と呼びかける。詳細は同協議会のホームページで確認することができる。
開催時間は19時~20時30分。入場無料。