名古屋城の二の丸広場で「名古屋おもてなし武将隊」が7月4日・5日、イベント「絆 夏の陣」を行った。
名古屋の観光PR活動を目的に2009年に結成した同隊。名古屋城内で「おもてなし」と呼ばれる観光案内や写真撮影、演武などを行うほか、国内外のイベントに出演して名古屋の魅力を伝えている。
「夏の陣」は3部構成。第1陣「合戦演武」は参加型の新しい演武企画。応募で選ばれた50人が赤、黒2軍に分かれて武将と共に城内を進軍しながら、二の丸広場に登場。武将たちの紡ぐ物語に参加し、刀を掲げて合戦の演武を作り上げた。最後に両軍全員で、武将隊と共に勝どきを上げた。
織田信長は「あんなに力強く切りかかってくるとは思わなかった。乱世さながらの迫力だ。中には武将に切ってほしがる人もいた」と笑顔。「今回は参加できる新しい企画に挑戦した。これからも皆々が楽しめる演武を作っていきたいと思っている。今回、観客だった皆々も、次は演武に参加してもらえたら」と呼び掛けた。
午後からは、座長となった武将による「名古屋城特別講座」を受け、名古屋城を見学する第2陣「ツアー」、武将隊全員となごやめし「絆スペシャル膳」を楽しむ第3陣「夜会」が行われ、参加者は名古屋城の歴史と魅力、武将隊との交流を楽しんだ。