愛知県美術館(東桜1、TEL 052-971-5511)で6月2日より、写真家・東松照明さんの展覧会「愛知曼荼羅-東松照明の原風景-」が開催される。東松さんは、1930年に名古屋市に生まれた。50年代末に「ヌーヴェル・ヴァーグの騎手」と謳われてから「戦後写真の巨人」と言われる現代に至るまで、様々な作品を残し、国際的には戦後の日本を代表する作家としての地位を確立している。同展では、東松さんの最初期から60年代半ばまでの作品195点が展示するもので、名古屋で同規模の展示は今回が初めて。同展の開催に合わせて、7月8日には写真家・森山大道さんによる講演会「森山大道、東松照明を語る」を開催。「東松さんと森山さんとは昔からの知り合いということで、東松さんについての様々なエピソードが聞けるのでは」と担当者は話す。現在、参加申し込みを往復はがきで受け付けている。展示は7月23日まで。入場料は一般=1,000円、高校・大学生=700円、小・中学生=無料。