長者町のインテリアショップ「R&D STORE」（錦2、TEL 052-232-8311）で6月8日より、世界的に有名な染織工芸家・柚木沙弥郎（ゆのきさみろう）さんの展覧会が開催される。

　柚木沙弥郎さんは1922年に東京で生まれ、1947年に柳宗悦の紹介で、型染めの巨匠・芹沢けい介に師事、染色に目覚めた。数々の受賞歴がありながら、84歳の現在もなお精力的に活動を続けている。東海エリアでの柚木さんの展覧会は今回が初で、型染絵や小巾の染布、パネル額、バッグ、クッションなど約100点を展示する。

　同店は2フロアで構成されており、1階では「Made in Japan」にこだわった今も昔も変わらない日本の伝統を受け継ぐ生活用品を揃え、2階では北欧・ヨーロッパのデザインにこだわったインテリアをセレクトし販売している。

　今回の展示は、オープン当初から柚木沙弥郎さんの作品を1階で扱っているほか、同店店長の草野さんが特に思い入れの強い作家であることから、企画が実現した。柚木さんの作品をインテリアショップで展示することは異例で、「カリモクや天童木工、秋田木工といった1960年頃の名作と謳われる家具と組み合わせて見せる柚木さんの作品はより新鮮に映る」（草野さん）という。

　同店で取り扱う柚木さんの主な作品は「型染絵」（3,465円）、「型染バッグ」（9,800円）、「うちわ」（2,415円）など。

　展示は7月2日まで。営業時間は11時～20時（日祝は11時～19時）水曜定休。

R&D STORE