栄の「Apple Store(アップルストア)名古屋栄」(名古屋市中区栄3)で2月21日、トークイベント「ソーシャルを活用したコミュニティ作り」が開催され、名古屋グランパスの川又堅碁選手が出演した。
司会はITソリューションの活用や講演活動に取り組んでいる「名古屋ホシみっつ不動産」代表の兼田知英さん。兼田さんはグランパスが「タッチポイント」をテーマに、クラブとファンが触れ合う機会を増やしていく活動を進めていることを紹介。普段からSNSを使ってサポーターへの情報発信をしている川又選手に、活用方法などを聞いた。
試合でのユニホームとは違うリラックスした私服姿で100人の来場者の前に登場した川又選手。右手のアップルウォッチと左手の腕時計を見せて、「代表仕様。本気で話すために来た」とアピール。新シーズンに懸ける思いやSNSでサポーターとつながる工夫などを語った。
川又選手は新シーズンについて「小倉監督は明るくて、選手とコミュニケーションを取る人。厳しいところもあるが、選手たちとの年齢も近い兄貴的な存在。優勝という目標のために、チームが一丸となっていると感じる。監督には、ゴール前でしっかり仕事をしてほしいと言われている。得点を取ってチームに貢献して、皆で最高の喜びを得られるシーズンにしたい」と意気込む。
SNSについては「最初はプライベートだったが、オフィシャルでもインスタグラムを作った。ファンがコメントしてくれるのがすごくうれしくて、読むと力になる。その力をまたサッカーに出している。いろいろな選手の素顔やファッションなど、サッカー以外の部分も見せたいと思っている」と話す。「開幕したら、試合前のウオーミングアップや勝った時の喜ぶ姿なども発信したい。さまざまなところを見てもらうことで、ファンとのつながりを増やしていきたい」とも。
川又選手は自身のスマートフォンをディスプレイにつないで、過去に撮った写真や動画を紹介。楢崎選手の顎や、シモビッチ選手、安田選手と三兄弟のように見える写真など楽しいものから、試合での勝利の瞬間の写真、故郷の愛媛県西条市でのトレーニング風景の動画などお気に入りのものまで、撮影時のエピソードとともに披露した。
その後、川又選手は来場者からの質問に答え、今年のグランパスの戦術や目標ゴール数などを話し、トークイベントは終了。最後に自らスマートフォンを構え、セルフィーで集合写真を撮影。早速、写真を来場者と共有した。