愛知芸術文化センター(東桜1、TEL052-791-5511)は、劇場とアーティストが一体となって新しいパフォーマンス作品の創造を応援する「育成」プロジェクト「ACCサウンドパフォーマンス道場」を開始する。
同プロジェクトは、すでにある作品のコンペティションやコンクールではなく、「企画案」を募集し、その上演を実現させていくもので、音を用いた20分以内のパフォーマンス作品の企画を求めている。
書類選考で4~6点を選び、作品のブラッシュアップのために、現在活躍中のアーティストや学芸員がアドバイス・批評を行う「プレゼンテーション」を2回、舞台技術者が講師となり、上演会場となる同センター地下1階・愛知県芸術劇場小ホールの舞台設備についての解説をする「ワークショップ」を通して練り上げ、より完成度の高い作品に仕上げることが特徴。
プレゼンテーションの会場として、近隣のアートカフェを使用したり、地元の大学で教鞭をとるアーティストに選考委員を努めてもらうなど、地域との連携も深めながら開催するという。上演は9月22日を予定している。
同プロジェクト立ち上げのきっかけについて担当者は、「愛知県近隣は音楽やアートを教える大学や大学院が多く、学校と協力しながら、学校の枠を超えて、若者たちによる自由なローカルシーンを活性化させたいと思った。今回、音楽を用いる若手アーティストの人材育成と活性化、愛知から文化の創造的発信を推進し、地域の文化芸術活動に貢献することが目的。全国からの公募により、この地域の文化芸術活動を一層活性化できれば」と話す。
企画の案募集締め切りは7月10日(必着)。