「安心・低価格・早さ」をモットーに据える「一軒め酒場 栄住吉店」(名古屋市中区栄3、TEL 052-262-4060)が6月1日、オープンした。
養老乃瀧グループが運営する店舗ブランドで、関東圏を中心に60店舗以上を展開し、名古屋では2店舗目の出店。
店舗面積は47坪で、122席を設ける。価格の安さが最大の特徴。「サッポロ生ビール黒ラベル 樽生」は、中ジョッキより量の入るジョッキで価格も「お得」だという「得ジョッキ」(430円)と、中ジョッキ(360円)を用意。レモンサワー、玉露入り緑茶割りなどの「酎ハイ・サワー」、日本酒「灘の銘酒 白鶴」は各190円で販売する。「オレンジジュース果汁100%」「玉露入り緑茶」「ウーロン茶」(以上、100円)などのソフトドリンクも用意。
料理メニューは、「名物」の豚肉の串かつ「神田旨カツ」(1本99円、味はソース、和風、みそから選べる)、豆腐と鶏肉で作ったタネの揚げ物「一軒めボール(カレー風味)」(220円)、「豚足焼き」(250円)などのほか、「冷ややっこ」(180円)、「マカロニサラダ」(200円)、「超厚切り 男のハムカツ」(280円)、「マグロの刺し身」(300円)など。現在、最も価格の高いメニューは鶏肉の親子煮「親父の目玉」(350円)。2カ月に1度のペースで新商品を販売。約60種類のメニューを用意する。
全国の「一軒め酒場」の中でも名古屋にある2店舗のみ、「みそ煮」(玉子、こんにゃく、以上各90円、大根150円)、「みそ煮三種盛り」(300円)の名古屋名物メニューを販売するほか、「神田旨カツ」の選べる味に「みそ」が加わっているという。価格は全て税抜き。
「一軒め酒場」の開発者で同社営業本部の谷酒匡俊さんは「引き算で作った業態の店」という。例えば「マグロの刺し身には大葉付けず盛り付けを華美にしない、おしぼりの提供はせず希望者にはウエットティッシュを提供する、デザートメニューもなく、カクテルドリンクも少ない。テーブルも幅を狭くし客席数を確保、スタッフが使うボールペン1本から節約し、原価や経費などを抑えている」。
「お客さまが支払う金額に反映するので、お安く提供するために省けるものを省いてシンプルにし価格設定している。低価格を実現できるのには理由がある」といい、「自分が37歳のときに同世代の一般的なサラリーマンの小遣いで利用できる店という考えで作った。のんべえの方が楽しめるお店」とも。
客単価は1,700~1,800円を想定していたが、「皆さん、うまく店を使っていただいているようで1,500円以内での利用が多い」。
営業時間は16時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌5時まで)。