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名古屋のまちづくり企業がクラウドファンディング提携 地域活性化を図る

「CAMPFIRE×NAGOYA」のオープニングイベントの参加者

「CAMPFIRE×NAGOYA」のオープニングイベントの参加者

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 名古屋でまちづくり事業を展開するR-pro(名古屋市中区栄3)が6月10日、名古屋テレビ塔でクラウドファンディングを活用し地域活性化を図るプロジェクト「CAMPFIRE×NAGOYA」のオープニングイベントを行った。

やってみたいプロジェクトを討論

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 同社は4月1日、クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」と提携し、地域特化型クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE×LOCAL」のエリアパートナーとして活動することを発表していた。

 同イベントにはCAMPFIREのローカルエリア担当・渡辺高史さんも駆け付け、クラウドファンディングの説明のほか、3月に発表された仮想通貨取引所「FIREX(ファイヤーエックス)」や、今月からスタート予定のフレンドファンディングサービス「polca(ポルカ)」など、新たなサービス展開を紹介した。

 そのほか、過去にクラウドファンディングで1,500万円を超える資金を募り、LED照明「Siphon(サイフォン)」を制作したビートソニック(愛知県日進市)の戸谷大地さんが、自身の経験からクラウドファンディングを成功へ導く秘訣(ひけつ)を披露。名古屋を中心に活躍するヒップホップグループ「カルテット.」のメンバー・AViAさんも登壇し、自身が立ち上げた音楽に関するプロジェクトの発表も行った。

 参加者がそれぞれやってみたいプロジェクトをグループで討論する企画では、出し合ったアイデアをまとめてグループごとに発表。名古屋伏見エリアの喫茶店「MITTS COFFEE STAND」は、同店5周年を記念したマフィンパーティー開催企画を提案。イベント中にCAMPFIRE上のプロジェクトが立ち上がり、会場から即座に支援者が現れていた。

 「名古屋の皆さんが支え、作り上げる共通の財産にしたい」という思いでファンクラブも設立。期間を限定せず月額500円からの継続的な支援を募るもので、集まった資金はプロジェクト紹介文作成や画像制作、写真撮影などに充てる予定だという。名古屋の人口約230万人の0.05%であるおよそ1000人をファンクラブ支援者として集めることを目標に掲げる。

 R-proの岡本直人社長は「名古屋は堅実で手堅い。素晴らしい特長だが、今の時代のスピードについていけないデメリットもある。やってみよう、とフットワークを軽く1歩目を踏み出す人を増やしたいし、その環境を整えたい」と意気込む。

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