栄の成田山萬福院(名古屋市中区栄5)で7月1日、舞台「名古屋をどり」の成功祈願の祈祷(きとう)が行われ、西川流四世家元の西川千雅さんら出演者が護摩祈願を受けた。
同公演は西川流が毎秋に開催している日本舞踊の舞台で、今年で70回目。9月7日~11日に「中日劇場」(中区栄4)で開催される。
萬福院での成功祈願は毎年の恒例行事。千雅さんら舞踊家、芸妓(げいぎ)ら関係者が勢ぞろいし、顔寄せを行い、黒紋付きや着物姿で護摩祈願を受けた。
護摩祈願を終えた千雅さんは「稽古初日に祈願させていただくのは初めてのこと。とても心が改まって身が引き締まる思い」と話す。
千雅さんは「今回は70回目の特別な記念公演で、中日劇場では最後の舞台。出演者らの意気込みがひしひしと伝わり、とてもいい舞台になりそうだと感じている。先日、名古屋城で平成中村座が公演し、今年は名古屋で伝統芸能が盛り上がっている。興味がある方は劇場に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。
開演時間は第1部=11時、第2部=14時30分、第3部=18時。料金はS席=7,000円、A席=4,000円。問い合わせは西川流家元事務所(TEL052-831-7106)。