栄の池田公園(名古屋市中区栄4)で7月17日、「3×3バスケットボール大会」が行われ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの藤永佳昭選手、笹山貴哉選手、船生誠也選手がエキシビションマッチに参加した。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの藤永佳昭選手、船生誠也選手、笹山貴哉選手
「池田公園夏祭り」に合わせて開催される同大会。今回で12年目を迎え、屋台や盆踊りなどとともに祭りの見どころとなっている。今年は過去最多の22チームが出場し、愛知県バスケットボール協会の審判員の下、熱戦を繰り広げた。
開会式でダイヤモンドドルフィンズの小栗弘ゼネラルマネジャーは「前身である三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋の時代から12回全てに参加させていただいている。今日もできるだけたくさんの方々とバスケットを一緒に楽しみたい」とあいさつ。3選手を紹介した。
藤永選手らがエキシビションマッチに登場すると、多くの観衆がコートの周りに集まり、迫力のプレーに拍手や歓声を送った。3選手は対戦チームを変えながら、夕方までプレーを披露。合間にはサイン会を行うなど、参加者との交流を楽しんだ。
3選手とも同イベントへの参加は2回目。笹山選手は「普段とは違う野外でのプレーがとても新鮮。夏らしく、お祭り感がある。昨年見た小学生が大きくなり、うまくなっていて、参加するのが楽しいイベント」と笑顔。藤永選手は「Bリーグになってファンも増え、メディアに取り上げてもらうことも多くなった。今日も多くの方々に集まっていただいて、うれしい。バスケットのプレー以外にも、地域のイベントを盛り上げるなど、しっかりと頑張っていきたい」と話す。船生選手は「愛知県にはB1が3チームある。僕たちは名古屋を中心にしているので、地元を巻き込んで、皆さんが応援してくれるようなチームを作っていきたい。コートでは最大限のパフォーマンスを見せ、また見たいと思わせたい」と意気込む。
栄東まちづくりの会・臼井秀明会長は「栄東地域は中国・韓国に加え、フィリピン出身の人も多く暮らす多文化共生の街。外国人の方々と一緒に夏祭りやいろいろなイベントをやりたいと考える中で、10数年前にフィリピンでは国技で人気があるバスケットの企画が出てきた。ダイヤモンドドルフィンズの皆さんには最初からデモンストレーションに来ていただくなど、力を貸していただいている。年々参加者が増えていて、Bリーグのスタートや3×3バスケットボールが東京オリンピックの正式種目になるなど、バスケット人気の広がりを感じる。これからも、さまざまな国の人たちが参加して、盛り上がってくれたら」と話す。