栄の池田公園(名古屋市中区栄4)で11月2日、栄東地区に新たに設置された街頭防犯カメラの完成披露と、防犯パトロール隊の結成式が行われた。
街頭防犯カメラは、「栄東まちづくり協議会」が同地区の地域防犯力を高めるために整備を計画し、栄5丁目一帯に42台を設置。10月末から稼働している。
栄4・5丁目の12町内会による「栄東発展会」では、従来の防犯パトロールに加え、同地区内の企業の参画を得て、新たな防犯パトロール隊を結成。さらなる防犯活動の強化を目指す。
栄東まちづくり協議会の辻本昌孝会長は「平成27年度から官民一体となり栄東地区を安心安全快適な街づくり、にぎわいづくりを進めてきた協議会が、本年度から本格的に始めた最初の大きな事業が今回の街頭防犯カメラの整備。これからも官民が連携し、地域の安全が向上することを目指したい。今後もFree Wi-Fiや街路灯の整備等、さまざまな活動を予定している。この地域が住みやすく、働きやすく、訪れていただきやすい街になることを願っている」とあいさつした。
製作・施工を担当した名古屋製作所スタッフによる防犯カメラの解説・デモンストレーションが行われ、高画質で約1~2カ月程の長時間録画が可能なカメラの性能やデータの保存体制などが解説された。
続いて行われたパトロール隊結成式には中警察署の山内和久署長、中区役所区政部の月東靖詞部長らが出席。山内署長は「これから12月にかけて、110番通報の件数が右肩上がりになる時期。この地域の交番には精鋭をそろえているが、時間帯によっては出ずっぱりになってしまう。地域の皆さんが街の安全に目を光らせていただくことは、本当に心強い。警察、行政と地元の方がしっかりと両輪になることで地域の治安は保たれる。犯罪が起きてしまい、カメラの映像を活用する機会が無いよう、警察署としてもしっかり頑張りたい」と話した。
最後に地区の代表による「栄東地区安全まちづくり宣言」が発表され、2チームに分かれたパトロール隊は公園を出発。青色回転灯パトロールカー5台と共に、街をパトロールした。