「NHK名古屋放送局」が、制作中のドラマ「真夜中のスーパーカー」の放送に先立ち、さまざまな関連企画を行う。
「真夜中のスーパーカー」は長久手市の自動車博物館を舞台に、自動車開発に取り組む人々をファンタジックに描く愛知発地域ドラマで、来年3月28日、NHK BSプレミアムで全国放送される。山本美月さんが伝説の名車「ナゴヤ2000GT」を超えるスーパーカーを作りたいという思いを持つ若きカーデザイナーの主人公・白雪を演じる。出演はほかに唐沢寿明さん、上遠野太洸さんら。
「カラー・ザ・スーパーカー」は、愛知県在住の漫画家・イラストレーターの貞本義行さんによる同ドラマのイメージイラストの塗り絵作品を募集する企画。貞本さんはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインや漫画執筆などを手掛けた人気作家で、同ドラマのイメージイラストを描き下ろしで制作した。同企画では、イラストの線画に色を塗り、自由なカラーリングのスーパーカーを完成させた塗り絵作品を募集。応募作品は番組ホームページやイベントなどで紹介するほか、ドラマエンディングにも登場する予定。番組ホームページからデジタルでカラーリングしての応募、プリントアウトして手描きでの応募とも受け付ける。
貞本さんは「2000GTは子どもの時に憧れた、これぞスポーツカーという1台。本当に楽しく描かせていただいた。皆さんには2000GTはもちろん、レーサーの服も自由なカラーリングやデザインにチャレンジして、あくまでキャンパスとして楽しんでほしい」と呼び掛ける。
貞本さんは後日、背景付きのカラーイラストを完成する予定。「このドラマを見たい!と思ってもらえるものに仕上げて行きたい。スーパーカーブームを通ってきたオジさんたちにも響く絵になればと思っている。自分自身が学生時代にカーデザイナーを目指していたので、その夢を持っていた1人としてドラマの放送をとても楽しみにしている」とコメントを寄せた。
「クルマとわたし」では、愛車と一緒に撮った思い出の写真をコメント付きで募集。「初めて家にクルマが来た日」「彼女とドライブデート」「スーパーカーを追っかけた少年時代」など、大好きな愛車と一緒に撮った思い出の記念写真を、写真に添える140文字以内のコメントと共に募集する。応募写真は番組HPギャラリーに掲載するほか、ドラマの中でも意外な場面での登場を予定しているという。
VR技術を用いたコンテンツ「NHK VR」では、動画「真夜中のスーパーカーVR」を公開中。ドラマ本編でクルマ達の魂を演じる水木一郎さん、MEGUMIさん、深沢敦さんが、自動車博物館を舞台にイメージソング「真夜中のスーパーカー」を歌う映像が、360度VRで視聴できる。
「カラー・ザ・スーパーカー」「クルマとわたし」の応募は来年1月31日まで。