栄の大型ライブホール「名古屋レニーリミテッド」(名古屋市中区栄3)で7月30日、1980年代のディスコミュージックを楽しめる「80'sディスコ」が開かれる。
主催は名古屋の老舗レコード店「メガミックスレコード」(中区)。これまでもディスコをテーマにしたイベントを長年開催してきた。
会場の「名古屋レニーリミテッド」がある場所は、大阪万博の2年後、1972(昭和47)年に開店した松坂屋本店北館と共に北館地下1階にできた映画館「エンゼル東宝」があったところ。映画館は2005年に閉館し、2006年には大人向けのディスコ「PLATINUM NAGOYA」ができたが2016年末に閉店した。
同イベント企画者のミスターメガミックスさんは「この場所には思い入れがある人が多い。思い出の土地というものは大切で、記念の場所は何十年たっても記憶から消えない大切な財産」と話す。「先月末で老舗デパート『丸栄』が閉店し、栄の景色も徐々に移り変わり、時の過ぎ行くままに、青春の遊び場も買い物の場も職場も、全てが変化し発展し成長していく」と話す。
今年、1977年制作のアメリカ映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の日本公開日に合わせ、7月22日を「ディスコの日」に認定され、話題性があることも機にイベント開催を決めた。
当日は、現在京都「マハラジャ祇園」で活躍中で、「PLATINUM NAGOYA」で人気だったDJ-Chuckyさんを迎える。アバ、アラベスク、デッド・オア・アライヴ、バナナラマ、アースウインド&ファイアー、ドナ・サマー、プリンス、マイケル・ジャクソン、マドンナさんなど、当時ディスコだけでなくテレビやラジオからも流れてきた古き良き洋楽が楽しめる内容で、「聴けば思い出す名曲」を約300曲以上かける予定。
「踊って聴いて懐かしい、それぞれの青春時代~OL・サラリーマン時代~バブル時代がよみがえる思い出の名曲を楽しめる」とミスターメガミックスさん。メインターゲットは「ディスコで育った」世代に据えるほか、「近年の懐古ブームもあり80年代の洋楽に興味を持つ若者の参加も想定している」とも。
料金は、女性=2,000円、男性=2,500円(ともに2ドリンク付き)。当日券のみで会場入り口で支払う。