オペラ「ランスへの旅」が10月27日・28日、新栄の名古屋市芸術創造センター(名古屋市東区葵1)で上演される。主催はオペラ「ランスへの旅」実行委員会(稲葉地オペラ振興会、エウロ・リリカ)、名古屋市文化振興事業団で、「名古屋市民芸術祭2018」主催事業公演。
昨年、名古屋市とフランスのランス市が姉妹都市提携を締結したことを記念する同公演。フランス国王の戴冠式を巡るロッシーニ作曲のドタバタ劇で、名古屋では初の上演となる。ロッシーニの没後150年を記念して、地元ゆかりの実力派歌手、オペラスタッフが協力し、名作に挑戦する。全1幕を原語上演(日本語字幕付き)。
名古屋を中心に多くのオペラでタクトを振る柴田祥さんを指揮者に迎え、演出プロットを「あいちトリエンナーレ2013」でオペラ「蝶々夫人」を演出した田尾下哲さん、歌唱・演技指導をオペラ団体「エウロ・リリカ」主宰の岡本茂朗さんが担当する。出演は酒井和音さん、石原まりあさん、奥村育子さん、つじ村ふみ恵さんら。管弦楽はフィルハーモニカー・ウィーン・名古屋。
柴田さんは「ロッシーニのとても軽快な音楽に乗せ、18人もの登場人物が右往左往するドタバタ喜劇。初めてオペラを見る人も楽しめること間違いなし。特に14重唱は必見で、舞台上を所狭しと歌いまくる。いろいろなところに見える1人1人のキャラクターを楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。
開演時間は14時。チケットはS席=5,000円、A席=4,500円。未就学児は入場不可。問い合わせは名古屋市文化振興事業団チケットガイド(TEL 052-249-9387)。