愛知芸術文化センター(東桜1、TEL 052-791-5511)が展開する「育成」プロジェクト「ACCサウンドパフォーマンス道場」の第1回発表作品が決定した。
同プロジェクトは、音を使った新しいパフォーマンス作品の創造を、劇場とアーティストが一体となって応援するもので、今年から開始されたもの。
応募期間約1カ月間で18点の企画が集まり、応募者(代表者)の年齢層は20歳~35歳。入選作品は4点選ばれ、9月22日に同センター内愛知県芸術劇場小ホールで上演される。選考委員特別賞と奨励賞受賞の各1作品も上演。選考基準は、企画の完成度だけをみるのではなく、アイデアの発展性を重視したという。
同センターの全体の評価について、担当者は、「企画案の書類選考であるにもかかわらず、肝心の書類が少なく添付資料もない作品が目立った。短いコンセプトの覚書だけで企画を評価することは難しいので、コンセプトとともに、企画の土台となった活動や作品があるのであれば、それらの資料も参考にしたかった。企画の目指すところや舞台図案、シナリオなど、考えられる限り具体的に示してほしい。言葉はもちろん図表、音や映像、写真などによって、実際の公演を見てみたいと選者にアピールすることも重要。こうした点を今後の応募の参考にしてほしい」と話している。
上演で、選考委員の審査で決定される「優秀賞」と、観客の投票による審査で決定される「オーディエンス賞」が選ばれ、「優秀賞」受賞作品は改訂後、来年3月10日(または11日)、同ホールで再演される。
会場は17時半から。入場料1,000円。