東海圏のカルチャー情報を扱うウェブマガジン「LIVERARY（ライブラリー）」が企画するポップアップショップ「LIVERARY Extra Season3 at 名古屋PARCO」が現在、名古屋パルコ（名古屋市中区栄3）東館地下1階で展開されている。

「ずっと工事中」という要素を付け足した会場の様子

　同イベントは「変てこなコンビニ」をテーマに据え、「LIVERARYがウェブからリアルに飛び出し、お店になったら…」を具現化した企画。栄の地下街「セントラルパーク」に初出店し、岡崎市のコンビニ、渋谷パルコで展開してきた。

　今回は創刊8周年を記念して開催。企画者でライブラリー編集部の武部敬俊さんは「パルコは『文化発信の場』だと思っている。名古屋パルコでももっと面白いことを発信していきたいという思いを、パルコギャラリー担当者に提案し実現した」と言う。

　会場には、ブックやレコード、アパレルなどのショップ、ブランド、ギャラリー、クリエーターなど全国から50組以上が参加。雑貨、雑誌、ファッションアイテム、家具、陶器、アート作品、音楽アイテム、食品など販売する。「LIVERARYのネットワークを駆使して集めた。これまでも付き合いのある好きな店や作家のほか、まだ行ったことがない店や会ったことがない作家の作品も含め、日本中どこを探してもない、唯一無二のセレクト内容となっている」と武部さん。

　空間づくりにこだわったという今回は、「ずっと工事中」という要素を付け足した。「会場が広すぎて、完璧なものを作り切れないことを逆手に取って、作りかけの不完全な様を表現した」。借りてきた脚立に板を載せた簡易的な什器（じゅうき）や、工事現場をイメージするカラーコーンやカラーバーの追加やゲストを迎えたインストアイベントも追加開催していく予定で、「アップデートしていく店」になるという。

　開催時間は11時～20時。11月7日まで。