イラストレーター兼アートディレクターのゴトウヒロシさんがプロデュースする「黒展」がスペースプリズム・デザイナーズギャラリー(名古屋市東区東桜1、TEL 052-953-1839)で開催されている。
同展は、「黒」をテーマにゴトウさんがセレクトしたイラストレーター6人の制作作品を展示するもの。同ギャラリーではこれまで1回目=「金展」2回目=「銀展」と年に1度、同様の企画展を開催してきた。ギャラリーの高北さんは、「1、2回目は金・銀と色を決め開催したが、今回はゴトウさんをディレクターに招き、テーマにする色は任せてあった」という。
作品は、黒色だけを使用するのではなく様々な色が使われている。「黒といっても、暗い、地味、逆に派手といったようにいろいろな黒の捉え方がある。ゴトウさんは、そうした黒を豊かに表現できるイラストレーターをセレクトしたのでは」と高北さんは話している。
展示作品は、約1.5メートル×約4メートルの壁紙に描かれた作品(櫻井乃梨子さん)や、1つ1つ色鉛筆で仕上げた絵をコンピュータで組み合わせた作品(椋本サトコさん)、自身で撮影した写真をスケッチしコンピューター処理で仕上げた作品(ゴトウヒロシさん)など表現方法も様々。6人で計18点の作品を紹介している。22日まで。11時~19時。(最終日は17時まで)