「まちからはじまる、みんなのSDGs。」をコンセプトにしたイベント「錦2丁目SDGs WEEKs」が11月6日、錦二丁目エリア(名古屋市中区錦2)でスタートする。
同エリアをモデル地区に、地域と「なごや環境大学」が協働で持続可能なまちづくりを推進する「SDGsまちづくりプロジェクト in 錦二丁目」の一環で行われる。同イベントを運営する錦二丁目エリアマネジメントの名畑恵社長は「プロジェクト1年目の2020年は、地域課題とSDGs達成に向けた事業展開について参加者がそれぞれ考えを巡らせたり互いに意見を交わしたりすることに重きを置いた。2年目を迎え、具体的なアクションを披露する舞台を用意したいと考えた」と話す。
期間中は、まち歩きやワークショップ、トークショーやセミナー、展示、スタンプラリーなどのコンテンツを展開する。名畑さんは「ファッション、アート、デザイン、食、農、科学など、コンテンツの切り口もさまざま。関心の向くものに足を運び、SDGsを体感してもらえたら」と呼び掛ける。
最終日の11月20日には、長島町通の1区画でマーケットイベント「みちにわSDGsマルシェ」を開催。「『みちにわ』とは、錦2丁目の『道』を『庭』に見立てるという意味」と解説するのは、同社の企画統括担当の白石恭一さん。プロジェクト内で挙がった事業アイデアの社会実験の場として2020年に開催され、今年は2回目。地元の企業や団体を中心に出店。昨年と比べ会場面積が倍になり、出店者を増やすことができたという。当日はSDGsに取り組む企業・店舗がサービスや商品を紹介、販売。SDGs普及啓発ブースも並ぶ。「2回目の今年は、SDGsの『自分ごと化』を目指し、コンセプトを『プレゼント』とした。訪れる人にとって新たな交流や気づきの機会となればうれしい」(白石さん)とほほ笑む。前日の17時から20時までは前夜祭も開催する。
11月20日まで。一部コンテンツは事前申し込みが必要。参加費や会場などの詳細は特設ホームページで確認できる。