被災地支援として東北産のカキを提供するイベント「出張カキ小屋 牡蠣(かき)奉行」が2月4日、栄のイベント広場「ミツコシマエ ヒロバス」(名古屋市中区栄3)で始まった。
東日本大震災後に風評被害を受けた東北産のカキを多くの人に食べてもらいたいと、「かき小屋実行委員会」が主催する同イベント。全国各地の会場で開催しており、名古屋でも「ミツコシマエ ヒロバス」の屋外立地を活用して開くことになった。
友好都市の協定を結んでいることから名古屋市と縁の深い岩手県陸前高田市産のカキも用意。3月11日を目前に控える今の時期に、改めて復興支援の意味を考えるきっかけを生みたい思いもあるという。
大型テント内で海鮮食材を炭火焼きで味わうことができ、カキ約1キロを通常価格の半額となる600円で提供。カキフライ、カキご飯、カキ汁(いずれも360円~)などのメニューもそろえる。大人1人につき炭代として別途390円が必要。座席数は168席。新型コロナウイルス感染防止のため、会場では検温・消毒を徹底し、間仕切りシートを設置する。
併設企画として、来場者が東北復興への応援メッセージなどをカキ殻に書くことができる「牡蠣殻に思いを込めて」も実施。会場の一角に掲示する。
今月27日まで。まん延防止等重点措置適用期間中の営業時間は11時~20時とし、酒類の提供は行わない。