「生誕50周年記念 THE仮面ライダー展」が3月11日、金山総合駅前の「金山南ビル（旧名古屋ボストン美術館）」（名古屋市中区金山町1）で始まった。

仮面ライダーバロンの変身ポーズを披露する小林豊さん

　1971年の第1作放送開始から、昭和・平成・令和と3つの時代に活躍し続ける「仮面ライダー」シリーズの魅力をさまざまな角度から紹介する同展。第1作の「仮面ライダー」から現在放送中の第32作「仮面ライダーリバイス」まで、歴代ライダーの等身大の立像、本展のために編集された特別映像、テレビ・映画の撮影で実際に使用された小道具、復刻再現した劇中アイテムなど、シリーズの軌跡、作品の世界観が分かる貴重なアイテム500点以上を展示する。

　第1作に登場し、同じく50周年となる悪の秘密結社ショッカーを特集した展示コーナーも設置。歴代の幹部怪人などを立像やパネルで紹介する。「変身ベルト」をはじめとした玩具や漫画、レコードなど各時代のグッズなども多数展示。本展でしか購入できないオリジナルグッズを販売する。

　10日には、スペシャルセレモニーを開催。名古屋スペシャルアンバサダーとして「仮面ライダー鎧武」で仮面ライダーバロン・駆紋戒斗役を演じたBOYS AND MEN小林豊さんが登壇した。「演じてから約8年たった今でも、道行く人に声をかけてもらえる。そんな青春の1ページである仮面ライダーの記念の展示が、自分の活動拠点の名古屋で開催され、うれしく思う」とあいさつ。

　小林さんは出演当時の思い出を振り返り、久しぶりに変身ポーズを披露。「皆さん一人一人、思い描く仮面ライダーは違うと思うが、（展示を見れば）少年少女の気持ちに戻れて楽しんでもらえるはず」と話す。

　セレモニーの後半では、仮面ライダー1号から仮面ライダーリバイスまで、35人の歴代仮面ライダーが登場。全員でポーズを決めると、観覧者から大きな拍手が沸いた。

　東映の吉元央取締役事業推進部長は「時代と共に進化し続けた仮面ライダーは、気付けば1500話以上のエピソードを重ね続けている。本展覧会は、その変遷を紹介している。昔夢中になった大人から今夢中のお子様や女性ファンまで、さまざまな方に楽しんでいただける内容。期間中、何度も足を運んでいただけたら」と多くの来場を呼び掛けた。

　開場時間は9時～19時（最終入場は18時30分まで）。入場料は、大人＝1,900円、小人＝900円、3歳未満は無料。4月10日まで。