名古屋市内でいち早く花見ができる名所として親しまれている「オオカンザクラの並木道」(名古屋市東区泉2、3)で3月12日、桜が開花した。
地下鉄桜通線「高岳」駅近くの桜並木。1961(昭和36)年に16本の苗木が植えられ、当時の木も6本残っている。その後新たに植えられた木も含め、現在は約140本の桜が連なる。淡紅色の桜は「オオカンザクラ」、濃い紅紫色の桜は「カンヒザクラ」。14日にはすでにたくさんの花を咲かせている木もあり、立ち止まって見上げる人や写真を撮る人の姿が見られた。
名古屋市緑政土木局東土木事務所 維持係長の橋本保則さんは「今年の冬は気温が低かったためか、例年に比べ1週間から10日程度遅い開花となった。気候にもよるが、今週中には見頃を迎えるのではないか」と話す。開花が進めば、桜のトンネルが道沿いを彩る。