NPO法人スポーツサポート協会(名古屋市守山区)は11月18日、19日の2日間、久屋大通公園(名古屋市中区栄)で、ウインタースポーツのアスリートらが自然環境の大切さなどを訴え一緒に考えるイベント「アースリートフェスタ」を開催する。
同イベントでは、同公園中央に30メートル四方のスノーゲレンデを設置し、スキーやスノーボードのオリンピック代表選手によるデモンストレーションを行うほか、オリンピック選手やプロアスリートが子どもたちにスキーやスノーボードを教える体験コーナーなどを開設する。
「Earth(アース)」と「Athlete(アスリート)」を合わせた造語の「Earthlete(アースリート)」と名付けられた同イベントは、スポーツを通して自然の大切さを実感しているアスリートたちが、崩れつつある自然環境のバランスを危惧し、「できることから始めよう!」というメッセージのもと、多くの人に環境について考えてもらうきっかけとなればと企画された。今回が初の開催となる。
同イベント実行委員長の早川さんは、「名古屋は、環境宣言都市であることと、昨年万博が開催されたこともあり、環境に対する興味や意識が、企業や市民、ボランティアレベルで非常に高いと考えたため今回の開催を考えた。名古屋は日本の真ん中であることもあり、日本中のアスリートが集まりやすいのも開催の理由」と話している。
同イベントでの収益は、営業停止になったゲレンデを「森へ再生」する計画に使われる予定だという。開催時間は11時~17時。