シェアオフィスやショップ、レストランを備えたオフィスビル「アーバンネット名古屋ネクスタビル」(名古屋市東区東桜1)が6月30日、セントラルパーク地下街に直結する久屋大通駅前エリアにオープンした。
隣接する既存ビル「アーバンネット名古屋ビル」と、両ビルをつなぐ商業施設「Blossa(ブロッサ)」を含めた一体街区としてグランドオープン。江戸時代の城下町の町割り街区にあった「会所」をイメージした屋外空間や、地上と地下を結ぶエントランス空間など、建物内外にはにぎわいを創出するためのスペースを設ける。
5階~19階は企業のオフィスが入居する。2階は会員制シェアオフィス「LIFORK(リフォーク)久屋大通」や入居者専用のラウンジ、3階は最大230人収容の会議室「アーバンネット名古屋ネクスタカンファレンス」、4階は最短1カ月単位で利用できる「スモールオフィス」、20階は入居者専用の「スカイテラス」を備える。
地下1階と1階は「Blossa」の増床フロアとして活用し、ショップ・レストラン7店が新規出店する。地下1階には6月1日、調味料や菓子、飲料水などを販売するフードセレクトショップ「Kitsch et Bio SELECT(キッチュエビオセレクト)」が先行オープンした。店内には系列店のデリカテッセン「Kitsch de deli(キッチュ デ デリ)」をはじめ、テイクアウトフードを提供する4店が出店。購入した商品がその場で食べられるイートインスペースも設置する。
「コーノスパイス」では、スパイスを独自調合した無添加のクラフトコーラと、スパイスの知識を生かして作るカレーを販売。ドリンクメニューは、コーラナッツや辛味唐辛子、ブラックペッパーを使った「おとなコーラ」(550円)、カフェインレスの「こどもコーラ」(550円)など。だしの風味を利かせたスパイスカレーは「チキンカレー」と「サバと大根のカレー」の2種類をテイクアウト弁当として並べる。同店の河野大地さんは「グランドオープンに合わせ、コーラシロップで作るゼリー入りのコーラや、イートインスペースでの食事向けにカレープレートも新メニューとして準備する。今後、週替わりカレーや、コーラシロップを使ったかき氷も提供していきたい」と話す。
「THE PICNIC CAFE -keitto komero-(ピクニックカフェ ケイットコメロ)」では、野菜をたくさん使った「わんぱくサンド」や、焼きたてのパンで提供する「オーダーサンド」、黒ゴマベーグルのサンドイッチなどの自家製サンドイッチ各種やスープ、野菜を中心とした総菜や丼ものの弁当などを販売。ピクニック気分を味わってもらうため、イートインスペースの利用時には商品をバスケットに入れて提供する。
「Kitsch et Bio SELECT」内にあるおにぎり専門店「Tsubaki ONIGIRI STAND(ツバキオニギリスタンド)」のほか、1階にはベーカリーカフェ「ESPRIT(エスプリ)」、クラフトビールとメンチカツやトンテキバーガーなどの料理を提供する「CRAFT BEER KOYOEN(クラフトビヤコウヨウエン)」、カフェや酒場としても利用できるきしめん専門店「星が丘製麺所」が出店する。
営業時間は店舗によって異なる。