ロボットミュージアム(名古屋市中区錦3、TEL 052-957-1640)で11月11日・12日の2日間、世界で初めて鉄棒で大車輪をすることに成功したホビーロボット「RB2000」が、その動きを披露する。場所は同館2階のライブラリー。
電子機器などを開発するヴイストン(大阪市)とラジコンなどを開発する日本遠隔制御(大阪市)が開発した同ロボットは、モーターを少なくして体を軽くし、厳選された13軸の関節構造が特徴。また、音声出力を搭載しアンプも内蔵しているため、ロボットの動きに同期して音声を出力することも可能。
同イベントに先駆けて、10日にはマスコミに向けてデモンストレーションが行われ、鉄棒、前後転、側転、ジャンプなどを軽やかに披露したほか、「RB2000」と「RB2800」合計3体のエアギターやエアドラムによるバンド演奏も披露した。音楽に合わせて細かく膝でリズムを取りながら軽やかに演奏している姿が印象的だ。
ロボットは、12月初旬に一般への販売を開始するが、同館では、「RB2000」の披露に合わせて、1階「ロボット未来デパートメント」で先行予約を受け付ける。販売価格は8万円台を予定。
担当者は「このロボットは拡張性をもたせて設計されているため、様々な工夫ができるのが特徴。高校生や大学生の研究材料としも使えるほか、いろいろな工夫によって可能性が広がる」と話している。土曜、日曜のデモンストレーションの開催時間は、11時~、13時~、15時~、17時~の1日4回。