名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」(名古屋市中区丸の内3)がクリスマスに合わせた商品「千(せん)なり~クリスマス~」と名古屋限定の「和菓子でクリスマス」を販売する。
バターを混ぜ炊き込んだつぶあんが入る「千なり~クリスマス~」
「千なり~クリスマス~」は、名古屋の手土産として地元で親しまれるどら焼き「千なり」に、サンタクロース、クリスマスツリー、ベルのイラストを焼き印で押した、毎年恒例の商品。バターを混ぜ炊き込んだつぶあんが入る。「千なり」は4月に23年ぶりに生地とあん、パッケージをリニューアル。これに伴い「千なり~クリスマス~」のあんも変更し、クリスマス仕様のパッケージも新しくなった。価格は680円(3個入り)。全国主要百貨店、同店直営店、オンラインショップで販売する。販売は12月25日まで。
「和菓子でクリスマス」は2002(平成14)年に販売を開始。白あんに小麦粉を混ぜて作るこなし生地で作るサンタ帽をかぶせた顔にねり薯蕷(じょうよ)のひげを付けた「サンタ」、ようかんでできた星などを飾り付けたきんとん製の「ツリー」、ようかんでできたヒイラギを添えかるかん製の「ブッシュドノエル」の3種類のセット。価格は1,728円。名古屋主要百貨店、名古屋市内直営店で販売する(一部取り扱いのない店舗もある)。販売は12月23日~25日。
両口屋是清広報担当の近藤美香さんは「本来、クリスマスといえば、洋菓子のイメージが強いと思うが、時代とともにお客さまの要望の変化や、和菓子が好まれるようになるなどの変化がある。この機会に、和菓子で過ごすクリスマスも楽しんでほしい」と話す。