展覧会「TSUBURAYA EXHIBITION 2023 ～“空想の力”円谷プロとウルトラマン～」が8月5日、松坂屋名古屋店（名古屋市中区栄3）南館7階の松坂屋美術館で始まった。

オープニングイベントに駆けつけた「ウルトラマン」「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンゼロ」

　今年で創立60周年を迎えた円谷プロダクション。同展では創業者の円谷英二さんから始まった「空想の力」をテーマに、創造性豊かな貴重資料を展示する。

　開催前日に行われたオープニングイベントでは、「ウルトラマン」「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンゼロ」が会場に駆け付け、ポーズを取って撮影に応えたほか、一般招待客を出迎えた。

　会場では円谷英二さんを紹介するパネルをはじめ、円谷プロ初期から近年の作品までを網羅した内容で、キャラクタースーツやジオラマ、プロップ、デザイン画、アートワーク、キャラクターの全身や頭部のひな形、ポスタービジュアルなどを展示する。

　歴代のキャラクタースーツは、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「タロウスーツ」「ウルトラマンジャック」「ゾフィ」「グリッドマン」など。光で演出した「エレキング」の動く展示物も設置。ジオラマ展示は、「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンガイアSV」「ウルトラマンダイナ」の3体が並んだ物や、ARで3DCGの「メトロン星人」を呼び出して「夕日対決」シーンを撮影できる物を用意する。

　このほか、2022年公開の映画「シン・ウルトラマン」や今年3月公開の劇場版「グリッドマン ユニバース」の紹介コーナーも展開する。

　物販コーナーでは、名古屋限定グッズとして、「アクリルスタンドヒーローコレクションA」（1,980円）、「トレーディングアクリルキーホルダーVer3」（660円）、「本革キーホルダー」（1,320円）などを用意する。

　期間中、同館1階では、大津通に面して縦＝3.6 メートル、横＝4メートルの「巨大カラータイマー」を設置。青色が点灯している間は、ウルトラマンのBGMや怪獣登場、ウルトラマン登場、闘うシーンの音が、赤色に点滅すると「カラータイマー」点灯時の音を流す。演出は全5種、全体で3分間で、10時～22時の間繰り返し行う。

　開催時間は10時～18時。入場料は、大人＝1,800円、子ども（4歳～小学生以下）＝1,000円、3歳以下無料。8月5日・6日の入場は日時指定制。9月24日まで。