久屋エリア一帯をつなぐアートイベント「久屋ぐるっとアート2024」が11月1日から開催される。主催は愛知県芸術劇場(名古屋市東区)。
「久屋エリアをアートでつなぐことで街ににぎわいをつくりたい」との思いから2018年に初開催し、今年で7回目となる。参加団体は愛知芸術文化センターや、愛知県立芸術大学、オアシス21、ブロッサ、セントラルパーク、中部電力MIRAI TOWERなど。栄~久屋周辺の公共施設や商業施設のほか、栄まちじゅう音楽広場やパンマルシェなどのイベントも連携し、街全体を盛り上げる。
企画を担当する愛知県芸術劇場(愛知県文化振興事業団)の関本淑乃さんは「毎年恒例となっているイベントから新たな参加団体までいろいろあるので足を運んでほしい。街を回遊して気軽にアートに触れ、久屋エリアに親しみを感じてもらえたら」と話す。
同イベントでは回遊性を高める取り組みとしてシールラリーを開催。参加団体のブースでシール台紙を配布し、展示や公演に訪れた参加者がシールを集める。集めたシールの数に応じて、オリジナルの景品と交換する。
2日~4日は愛知芸術文化センター2階でアート作品「0AR(ゼロ・エーアール)」を展開する。タブレットでAR(拡張現実)の短編ダンス作品を視聴し、画面から飛び出すダンサーを体感できる。参加無料。
各施設での関連展示のほか、愛知県芸術劇場で上演する「スターダンサーズ・バレエ団」の「リラックスパフォーマンス」、オアシス21で開催する「ナゴヤブラスワールド2024栄まちじゅう音楽広場」など、舞台芸術や音楽のパフォーマンスも展開する。
関本さんは「美術や音楽などさまざまなアートを通じて、知っているようで知らない久屋の新たな魅力を体感してもらいたい」と笑顔を見せる。
営業時間や入場料は各施設で異なる。11月4日まで。