松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3)の酒専門店と飲食店が入る北館地下1階が11月29日、リニューアルオープンする。
「お酒のもとにつながりが生まれる場所」をコンセプトに全面改装した同フロアには、酒専門店2店舗、すし店やそば店、イタリアンなど飲食店5店舗が入る。アルコール商品に限ると売場面積は2.9倍になり取り扱う商品点数は2.7倍になる。
栄や大須に店を構えるワインビストロで百貨店初出店の「渡辺」はワインや肉・魚介・野菜料理を提供する。ワインの種類は50種類以上。国産を中心にそろえる。東海地区を中心にイタリアンレストランを展開する「マリノ」の新業態店「ボットーネ」は主にイタリアの伝統料理「ラビオリ」を提供する。百貨店初出店のそば店「石臼挽(び)きそば みや川」は店内でひいたそばや季節の食材の料理、酒を提供する。
既存の江戸前すし店「築地玉寿司(すし)」は店内をリニューアルし、フラットなカウンターを採用したことですしをにぎる様子がよく見えるようになった。築地玉寿司を手がける「玉寿司」の新業態店「東京てまり鮨(すし)こたま」は創作手まりずしを提供する。
関東で展開する酒のセレクトショップ「いまでや」が東海地区に初出店。百貨店への展開も初。日本酒、日本ワインなど日本の酒を中心に約700種類をそろえる。店内の一角には熟成庫を設置し、同社が熟成させた日本酒やワインを用意する。買い物や見学が目的の庫内への立ち入りも受け入れる。試飲1杯の付きの入場料は、アルコール=1,500円、ノンアルコール=1,000円。庫内で熟成について説明するほか、日本酒2種の飲み比べをセットするツアー(3,300円、要予約)も用意する。
同じく東海地区初出店の「グランセルクル ナゴヤ」はワイン、スコッチ、バーボン、日本酒などを販売。価格帯は1,000円~約115万円。オープン記念では、愛知県産のグレープフルーツなどを使って開発したオリジナルジンを販売する。
営業時間は10時~20時。