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風媒社が「愛知の昭和40年代」出版 昭和時代を写真とイラストで紹介

風媒社が書籍「写真とイラストで見る愛知の昭和40年代」を発売。編集・執筆を担当した名古屋タイムズアーカイブス委員会の長坂英生さん

風媒社が書籍「写真とイラストで見る愛知の昭和40年代」を発売。編集・執筆を担当した名古屋タイムズアーカイブス委員会の長坂英生さん

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 愛知県の昭和40年代の様子を写真とイラストで紹介した書籍「写真とイラストで見る愛知の昭和40年代」が3月21日、風媒社(名古屋市中区大須1)から発売される。

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 同書は、1946(昭和21)年から2008(平成20)年に発行された地元新聞「名古屋タイムズ」(名タイ)の記事から、昭和40年代の風景、風俗、人々の姿などをまとめたもの。「名古屋タイムズアーカイブス委員会」が保存、管理する同紙の豊富な記事資料の中から、「カラー写真」「モノクロ写真」「イラスト」を項目別に選び、新たに解説文を加えた。付録として当時の「おもしろ新聞広告」を掲載したページも。

 カラー写真は、名古屋、尾張、知多、三河の地域別に、現在では大きく変貌した風景や季節の風物詩などを写した64枚を掲載。モノクロ写真は、ファッション、祭り、街角など、大衆の喜怒哀楽を捉えたものを100枚以上選んだ。イラストは、名タイで1974(昭和49)年に1年間にわたり連載した企画「カラフル名古屋」から、通りや店、街に集う人々などを伝える多くの情報が描かれた26枚をまとめた。

 編集、執筆を担当した同委員会代表の長坂英生さんは、元名古屋タイムズ社会部記者。「昭和40年代は高度経済成長によって人々の消費が活発となり、さまざまな若者文化も登場した時代。インターネットがなかったので、芸能や商業は直接市民に訴えるライブ感があった。そこが生々しくて面白い」と話す。

 長坂さんは「カラー写真は当時としては大変貴重で、色彩豊かに昭和の愛知の風景がよみがえった。お年寄りはもちろん、まだ生まれていなかった若者にも、レトロな愛知が味わえるはず」と同書の魅力をアピールした。

 仕様はA5判、175ページ。価格は1,980円。

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