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メニコンシアターAoiで劇場ツアー型パフォーマンス メニコン本社社屋を使用

メニコン シアターAoiで劇場ツアー型パフォーマンス「シアターウォーク/A Walk in Theater」を上演。メニコンシアターAoiが入る「メニコン」本社の社屋内を舞台として使用

メニコン シアターAoiで劇場ツアー型パフォーマンス「シアターウォーク/A Walk in Theater」を上演。メニコンシアターAoiが入る「メニコン」本社の社屋内を舞台として使用

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 メニコン シアターAoi(名古屋市中区葵3)で9月15日から、劇場ツアー型パフォーマンス「シアターウォーク/A Walk in Theater」が上演される。

梅田哲也さんが東京・ワタリウム美術館で発表した作品

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 同作は、メニコンシアターAoiが入る「メニコン」本社の社屋内を舞台として使用。複数のガイドが観客グループを引率し、劇場の舞台裏など、普段は立ち入ることのない場所を案内しながらパフォーマンスを行う。

 作品を手がけるのは現代美術家で音楽家の梅田哲也さん。梅田さんは、京都中央信用金庫の旧厚生センターを使用した「リバーウォーク」や、韓国のNJPアートセンターでの「Walk about Water」など、国内外の劇場や展覧会でガイドツアー型のパフォーマンスを発表。2023年~2024年に東京・ワタリウム美術館で発表した「梅田哲也展 wait this is my favorite part/待ってここ好きなとこなんだ」で、第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。愛知県で行われた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」にも2010年、2019に参加している。

 出演は、赤木萌絵さん、鈴木宗浩さん、上木戸愛さん、上木戸凛成さん、ラマ・ススミタさん、ラマ・パサン・ラムさん。加えて、メニコンの社員4人も出演者として参加する。

 梅田さんはメニコンシアターAoiについて、「ビルの半分が会社で、もう半分が劇場という環境で、運営に携わるスタッフたちは現在進行形で方向性を模索しているように見えるし、長く働いてきた社員の中には、劇場の存在に戸惑いを抱いた人もいるようだ」と話す。

 「劇場は本来、誰にでも開かれた、みんなの場所」と考える梅田さんは、本作について「(劇場が)会社の中にあるなんて、大変で面白そうじゃないか。これは、そんな環境に身を置くことになった当事者たちとの共同作業」と話す。

 ツアーの出発時間は、15日・20日=14時~18時(各日13枠)、17日~19日=18時~20時(各日7枠)。1公演の所要時間は約60分(各回定員10人、20分ごとにスタート)。料金は、一般=2,500円、U25=1,000円、リピーター(2回目以降)=1,000円。未就学児は無料(要保護者同伴)。9月20日まで(16日は休演)。

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